(配信鑑賞)鹿児島情報高校吹奏楽部 第32回定期演奏会

B.B.Bear

前記事の龍桜高校さんと同じ日の夕方にあった鹿児島情報高校さんの配信も拝見しました。鹿児島の学校の演奏会をハシゴですw

鹿児島情報高校さんと言えば笑ってコラえて!に出演されていたのをYouTubeで拝見しました。吹奏楽の神様が指導されていた学校ですよね。今はどんな先生が指導されてるのか興味津々でしたが30代後半くらいの若い先生でしたね。九州男児っぽい雰囲気の先生でした。

配信は業者さんを使ってると思いますがかなりの数のカメラを使ってふんだんにカメラワークを駆使してましたね。情報高校という名前からすると自前でやってる可能性もあるのかな?
ただ2部に入る前あたりから10分弱くらい配信トラブルがあって見られないところがあったのは残念です。(その部分が見られるように期限付きでアーカイブしてくれないかなと期待したんですが残念ながらそれもなさそうです。)

客席も何度か映ってましたが客入りは半分くらいでしたかね。おそらく半分に制限して入場整理をしていたと思われるので(1席ずつ空けてはいなかったけど埋まり方は自由席のように真ん中集中ではなかったのでブロック的にばらけて座らせてたと思われます)制限内満員御礼だったのかなと思います。


プログラムは3部構成で、1部はクラシック中心のステージ、2部はディズニーステージ、3部はポップスステージといった感じでした。ディズニーステージはディズニーの曲に乗せてその映画の世界観をショーにしたという感じの企画ステージです。

1部は金管のファンファーレでスタート。(「From the Top」という曲だったようです。) すごく綺麗なファンファーレでその音だけで圧倒されました。
続いて2曲目は「フィンランディア」。管楽合奏コンテスト全国大会で演奏する曲なのだそうです。(動画審査なのでもう収録済みではあるのでしょうけど^^;) 部員数は50人以上いると思いますが管楽合奏コンテストでは30人くらいの選抜メンバーでの演奏でした。B部門ではなくA部門で出場されるのですね。(管楽合奏コンテストはB部門のほうが人数が大編成です。) 全員での1曲目もすごかったのにさすが選抜メンバーだけあって、吹奏楽で聴いたフィンランディアの中で一番震えたかもです。フィンランディアを知った子供の頃の感動が蘇えりました。

3曲目では早速ゲストのトランぺッターさんが登場。「オーラ・リー」(エルビス・プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」の原曲)を協演されました。フリューゲルホルンかな?の優しい音色から途中でジャズ調に代わりトランペットに持ち替え、トランペットのまま再度バラードに戻ってアダルトな雰囲気で終わるといった感じの曲で、やばいくらいカッコ良かったですね(ああ、語彙不足^^;)。部員の皆さんも吹いててめっちゃアドレナリン出るだろうな~。

ゲストの岩淵さんという方はズーラシアンブラスというバンド(コンサート情報検索してるとよくお見かけしますね)の方だそうで、11/3に鹿児島公演があるのだそう。どちらが先に決まったことなのか分かりませんけど2日前乗りしてこの定演に出演されたということですね(笑)。鹿児島情報高校の顧問の先生とは学生時代からの友人なのだそうです。
もう1曲、そのズーラシアンブラスのオリジナル曲ですかね、「トランペットラブレター」という曲も披露されました。ズーラシアンですごく人気がある曲だそうです。

5曲目はこの日のメイン、ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」。これも見事な演奏で痺れました。演奏も良かったんですがその前のMCもすごく良くて、別な意味で演奏に集中してしまったかもw
こちらの定演のMCはプロの男性の方がされていたのですが、出演者や演奏曲に関する情報を相当しっかり頭に入れてあって面白おかしく立て板に水のごとく口から出てくるのですよ(笑)。プロが司会をされるコンサートもたくさん見てきましたが今回の方の技術は格段に違うなと。「これぞプロ!」と思いました。MCの説明でこれから演奏される曲への興味が一段と高まる(楽曲の知識も増える)、素晴らしい演奏やパフォーマンスで納得する、のループでどんどん満足度が高まっていく感じ。こんな感じはちょっと初めてです。
MCの重要性というか本来の役割というのを見せてくれてましたね。

検索してみたら九州を中心に活躍されてる方のようです。関東で彼を専属MCにされる学校があったらいいな~。


2部のディズニーステージは「パイレーツ・オブ・カリビアン」「トイ・ストーリー」「ラプンツェル」などの演奏に合わせてその映画の世界観を芝居やパフォーマンスで見せるといった感じでした。パイレーツでは海賊が出てきて戦い、トイストーリーではおもちゃ箱から出てきたおもちゃが「君はともだち」のソロを吹くといった演出。(指揮の先生も恐竜のおもちゃという設定で、ぜんまいを巻いたら動き出して指揮を始め、演奏が終わったらぜんまいが切れるという演技をされてましたw) ラプンツェルではラプンツェルと彼氏(映画見てないから名前分からんw)の役の子がデュエットしたりといった内容です。
各作品の間も、パイレーツで出てきた海賊(定演を乗っ取った?)をミッキーが倒したり、トイストーリーのおもちゃをディズニーランドのキャストさんが片付けたりといった感じでうまい具合にディズニーを絡めた形で繋いでましたね。ミッキーと一緒に出てきたネズミーズというパーカッション部隊が光るスティックを使って暗闇の中でドラムラインを披露したのも見事でした。
このあたりの繋ぎでもMCの方が結構活躍していて、ショーとしてしっかり成り立たせていたました。


3部のポップスステージは「メリーゴーランド」の演奏に乗せてパート紹介からスタート。(3部は部員がMC)
続いて1~2年生のみでの演奏で「吹奏楽のための『エールマーチ』」(なぜこれがポップスステージに?と思いましたが^^;)、いつもお世話になっている学校関係者の方への「ハッピーバースデートゥーユー」(その方がこの日が誕生日ということで、プログラムにはないけどサプライズでの演奏)、「ドリフメドレー」(ドリフ役の生徒5人でパフォーマンスしつつ)と進みました。

次の曲は顧問の先生のトランペットソロで「愛がすべて(Can't Give You Anything (But My Love))」。龍桜高校さんに続いて鹿児島では先生が主役を張るのが普通なのか?と思いましたが(笑)。これはちょっと違いました。
この曲はイントロの初っ端がトランペットソロから入るのですが、吹くフリしてすかしてみんなズッコケるみたいなのを何度か繰り返し、しまいには脇から出てきたゲストトランぺッターさんがソロを吹き始めるというオチの完全なコントパフォーマンスだったのですww 結局顧問の先生とゲストの方の友達2人で演奏する形だったわけですが顧問の先生のほうはまじめに吹いたのは最後だけで、要は顧問の先生のソロステージではなくここもゲストステージだったという訳ですね。(だから顧問の先生はまじめに吹かないで引き立て役になってたのでしょう。)
仲のいい友達同士だからこその息の合ったコントで、なかなか面白かったです。


その後3年生の引退セレモニーが始まり、先生が1人1人に声をかけながら花を贈ります。全部アップで映されていて先生のコメントの内容もはっきり聞こえていたので、これに関しては現地で観覧するより配信のほうがメリットが大きかったと思います。
個人的にはみんな先生の目をしっかり見て受け取ってるんだなということに感心しました。(自分だったら照れくさくて視線そらしちゃいそうw)

そのまま3年生の歌(「空に笑えば」という最近のJ-POP?)、キャプテン(とこちらの部では呼ぶようです)の挨拶、顧問の挨拶と続き、ラストの演目「カーペンターズフォーエバー」で締め。引退セレモニーあたりからプロのMCの方に戻ってましたが、ここでも3年生の引退を絡めてうまく楽曲の説明とクライマックスの盛り上げをされていた印象です。


アンコールは1曲目にかつて神様が指導されている映像でも見た「エルザの大聖堂への行列」。今でもこの曲を大事にされていてアンコールで必ず演奏しているそうです。(今年は練習時間が取れなかったと嘆いてましたが全然お聞き苦しい点はなかったですよ^^)
おそらくですが、この曲の中でカメラさんが3年生を全員映しきるカメラワークをしてたのではないかと思います。気の利いた裏方さんの演出だったと思います。
そして2曲目、「マンボジャンボ」にて終演となりました。3時間15分とボリュームたっぷりな定期演奏会でした。


私立の高校だと思いますがこれだけの定演なのになんと入場無料なんですね。色んな要素を取ってみてもハイクオリティで、鹿児島の方が羨ましい限りです。鹿児島に友達がいるので、(吹奏楽に興味はないと思うけどw)お勧めしてみようと思います。
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Posted byB.B.Bear

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